2013年4月、海水浴シーズンを前に発表された「片瀬海岸西浜海水浴場」での音楽放送全面禁止。
一部店舗が大音量で発する重低音のミュージック。「クラブ化」した店内および海岸で昼間から飲酒して騒ぐ客。騒音や傷害で寄せられた110番通報は毎夏500〜600件を超え、海水浴場組合が「音楽禁止」「クラブ化防止」の自主規制を行ないました。

この「片瀬西浜音楽禁止」を経た今夏、湘南・鎌倉の海の家にはどのような変化があったのか。9月1日で海水浴場の営業が終了した今、調べてみました。
■詳細:[
片瀬「海の家音楽全面禁止」と鎌倉「海水浴場ネーミングライツ]
【片瀬海岸西浜・片瀬海岸東浜・辻堂海水浴場】ここ数年「クラブ化」が目立った片瀬海岸西浜。海水浴客は前年比3分の2程度となったものの、環境は改善(健全化)されたとの見識。しかし西浜の音楽禁止を受け、クラブイベントを目的とした客が、鎌倉や逗子海水浴場へ流れたとの意見もあります。
【腰越・由比ガ浜・材木座海水浴場】鎌倉市海水浴場(腰越・由比ガ浜・材木座)では、営業を22時までとする「営業時間の自主規制」、音楽放送の音量やイベント回数を制限する「営業音の自主規制」など、「鎌倉市海水浴場における自主規制」を徹底。
由比ガ浜海水浴場では、入れ墨の露出禁止、週末・休日を中心としたセキュリティーサービスによる警備などを実施しました。
■参考|[
鎌倉市海水浴場における自主規制|鎌倉市]
由比ガ浜海水浴場Facebookページより【逗子海水浴場】上記引用内の(注)。逗子海岸の海の家で起きた殺傷事件についてはコチラ。
さらに、こんなところにも影響が。
【総括】「クラブ化」防止により、海水浴客が6割程度に減ったものの、「健全になった」と手応えを感じている江ノ島海水浴場協同組合。同様に6割程度となるも、さらなる「クラブ化」防止に着手する逗子海水浴場。鎌倉市海水浴場を含め、来夏も「家族で安心して過ごせる海水浴場」が大きな課題・目標となるでしょう。
個人的な意見としては、2010年の夏に施行された「神奈川県内すべての海水浴場の喫煙規制(指定場所以外は禁煙)」のように、それが公的な場所であれど、私的な嗜好や娯楽に干渉する規制や条例にはあまり感心できません。
しかし、小さい頃から慣れ親しんだ湘南・鎌倉の海水浴場&海の家が、ここ数年、昼間から深夜まで「クラブ化し」、大音量の中、トランスした男女が半裸で抱き合い奇声を発している姿を見て、「すっかり変わってしまったな」と、とても残念な気持ちになっていたことも事実。
「クラブ化」を良しとする海の家も、利用客も、言いたいことは多分にあるでしょう。しかし、今回の規制や条例は、近隣住民や海水浴客など、「公的(一般的)」なストレスがピークに達した結果。これをリセットし、状況を改善する方法として、致し方ない手段だと思います。
目指すは「家族もカップルも、子供たちも若者グループも、開放感たっぷりに海を満喫できる海水浴場」。「迷惑駐車をしない」「ゴミは持ち帰る」など、すべての海水浴客が道徳的意識を高めることも大切です。もちろん「強引な客引きをしない」、「秩序ある運営を行なう」など業者(海の家)側の公序良俗的行為も。。。
「楽しい・安心・安全」な海水浴場&海の家を取り戻すのは、一人一人の責任ある行動。「ビーチでの飲酒禁止」など、規制や条例でガチガチになってしまわぬ前に。。。
【2013年9月15日追記】海の家の音楽放送禁止を実行した「江の島海水浴場組合」に、神奈川県藤沢署から感謝状が送られました。